老人ホーム紹介ビジネスは本当に儲かる?vol2
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いつもお読みいただき、ありがとうございます。
船井総研の三浦でございます。
以前にもお伝えさせていただきました
「老人ホーム紹介ビジネス」の実態。
地域によっては市場も大きく変わっているため、
改めて老人ホーム紹介ビジネスが
本当に”儲かるのか?”をお伝えできればと存じます。
地域によって生じる差
老人ホーム紹介ビジネスの市場性やニーズは
地域のよって大きな差が生じております。
今回は老人ホームとの紹介契約、
入居相談の獲得について
商圏による違いをお伝えいたします。
【都市商圏(五大都市圏など)】
・老人ホームとの契約難易度 : 「低」
都市商圏の老人ホームにおいてては
老人ホームの母数も多いことから
入居者獲得競争が激化しており、
紹介会社を利用した顧客獲得が1つの集客手法として
当たり前のように取り入られている状況です。
また、紹介会社に対する紹介単価アップキャンペーンを
実施するなど、契約もしやすく、単価も上がっている傾向です。
・入居相談の獲得難易度 : 「高」
老人ホームとの契約が取りやすい一方で
紹介会社同士の相談獲得競争も起きている状況です。
そのため、主な営業先である病院や居宅介護支援事業所には
複数の紹介会社が訪れるため、
他社との差別化を明確にした紹介会社である必要があります。
【地方商圏】
・老人ホームとの契約難易度 : 「高」
地方商圏の介護施設においては
紹介事業を使って利用者を獲得するという方法が
まだメジャーではないため、多くの施設と契約を
とるのが難しい一方で紹介単価の相場が決まっていないため
都市部に比べて高単価での契約を取れる傾向にあり、
生産性の高い市場を創り出すことができます。
・入居相談の獲得難易度 : 「低」
競合他社も少ないことから
紹介会社を知らない専門職も多く、
事業内容をしっかりと周知させることで
反響を獲得できる状況です。
その一方で先駆者の質が紹介業そのものの
印象に繋がるため高品質の対応を意識する必要があります。
成功する紹介会社
以上の内容を踏まえて、
それぞれの商圏で”成功しやすい”紹介会社の特徴を
お伝えいたします。
【都市商圏(五大都市圏など)】
・専門職や業界経験者を起用した営業活動が中心
・老人ホームへの入居案内以外のサポートを行なっている
例)不動産売却/引っ越し/家財整理/身元保証など
・勉強会やノベルティ、WEBサイトを用いたブランディングを行っている
【地方商圏】
・営業経験者を起用した営業活動が中心
・見学・面談等のマッチングの質が高い
・施設の知識が豊富(ハード・ソフト両面において)
以上が各商圏において
成功している紹介会社の特徴です。
上記の内容を徹底している会社は
いわば「儲かっている紹介会社」かと存じます。
その他にもミクロな点で
儲かるために必要な条件が多々あります。
船井総研ではそれらを詳細にお伝えするセミナーも
行なっておりますので、詳細をご希望の場合は
是非、セミナーにご参加いただけますと幸いです。
成功する老人ホーム紹介ビジネス
この記事を書いたコンサルタント
三浦 潤生
士業、物流業界、医療業界のコンサルティングを経て、地域包括ケアグループに従事。シニア事業の新規事業開発専門の 経営コンサルティング部署であり、老人ホーム紹介事業、シニア向け空き家活用事業、身元保証事業などの事業立ち上げを専門とする。 現在まで100社以上の新規事業立ち上げに携わり、その中で培ったチラシ、販促物を活用したダイレクトマーケティング、 WEBを活用したWEBマーケティング、営業スタッフの採用、育成、営業組織の構築のノウハウは社外、社内問わず定評がある。