【2019年1月度 デイサービス経営研究会 例会 】
- カテゴリ:
- デイサービス
【2019年1月度 デイサービス経営研究会 例会 】
デイサービス経営研究会1月度例会を弊社東京本社にて1月16日に開催致しました。
会員様限定のモーニングセミナーでは「稼働率を上げるスーパー相談員」についてお伝えさせていただきました。弊社がこれまでデイサービスの取材や研究を続けてきた中で、デイサービスに大きな特徴がなくても、営業活動をほとんどしなくても、高稼働率を実現できている事業所に出会う場面がありました。そのようなデイサービスには、必ずスーパー相談員の存在がありました。スーパー相談員は「普通」の相談員と何が違うのか?それは、対応力です。高稼働率の実現は、「商品力×営業力×対応力」によって決まります。今回は、相談員の「対応力」にフォーカスを当てて、ケアマネージャー攻略のためのポイントをお伝えさせていただきました。
第一講座では、「介護保険に頼らないデイサービスの自費モデル」について株式会社エムダブルエス日高の北嶋様にご講演頂きました。エムダブルエス様は55歳以上に特化したフィットネスクラブで利用者である約400名の方に対して自費サービスを提供し、大反響を得ています。
また、大型デイサービスにICTを活用したリハビリサービスという商品力を付加することで、利用者に効果の高いリハビリプランを提案できます。具体的には、性別・年齢・病歴などの属性を細分化した利用者が、どういうプログラムに取り組めば、どれくらいの改善が見られたか?という点をビックデータとして蓄積しています。データの人数は、10万人。それらのビッグデータからはじき出された個人個人に最適なリハビリプランを提案することで、実績との乖離を無くし、課題に対してのダイレクトな提案ができ、様々なリハビリ成功事例が出てきています。
人が得意な領域と、機械が得意な領域を上手に棲み分けながら、デイサービスの高稼働率を実現されている成功事例に参加者の皆様も真剣な表情でお聞きになられていました。
第二講座は情報交換会です。今回は、国内リハビリ旅行ツアー開催による自費サービスの実施事例、出席率の低いご利用者の担当CMに送迎前の訪問介護の追加を勧めることで出席率を上げることに成功された事例、プールリハビリのご利用者に利用日以外の自費プールリハビリ利用を勧める自費サービスの推進を行う事例など、多くの事例を交換し、有意義な会となりました。
第三講座は取材講座と実践事例講座です。今回ははあとふるあたご様の取材事例をお伝えしました。2018年の総会でBest of デイを受賞されましたデイサービスの事業所へ取材を行いました。営業活動は相談員の実績渡しのみ、事業所に合う職員のみを採用するなど、品質にこだわり続けたことによって、利用者の欠席が多い冬の時期でも高稼働を保つことに成功されており、その取り組みをお伝えしました。
実践事例講座は、会員様や船井総研のクライアント様が実施していただいて成果のあった事例をお伝えする講座です。家族・CMに受けるフォトブック風連絡帳、写真&一言メッセージ付き名刺で営業推進、個性で印象づける栄養ドリンクノベルティ、既存CMへの営業で活用するサンキューレターなど、全10事例をお伝えさせて頂きました。
なお、次回の例会については、3月28日(木)となります。お試し参加も受け付けておりますので、ご希望の方はご連絡ください。
【◆デイサービス経営研究会】
▼詳細・申し込みはこちら▼
https://kaigo-keiei.funaisoken.co.jp/kaigo/study/day_service/
この記事を書いたコンサルタント
沓澤 翔太
デイサービス、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどの新規開設、収支改善、異業種からの介護事業への新規参入支援などを手がける。現在は、主としてデイサービスや有料老人ホームの利用者獲得や新規開設を中心にコンサルティングを行っている。 介護事業のコンサルティングの他、療養病床の転換や訪問診療など、医療業界のコンサルティングや、医療器具の販売促進についても実績を持つ。