創業わずか9年で「売上17億円見込み・施設数34拠点・従業員数450名超」の急成長を遂げるポイントとは

2019年10月1日配信

カテゴリ：: 人材採用・育成・評価

皆さん。こんにちは。
介護業界の採用・定着・育成分野を担当している船井総研の植野です。

本日は、創業わずか9年で「売上17億円見込み・施設数34拠点・従業員数450名超」の急成長を遂げた法人様をご紹介させていただきます。

その法人様とは、神奈川県にあるアンダンテ株式会社様です。

主に介護・保育・障がい事業を展開されているのですが、なぜ倒産やM＆Aが盛んになっているこれらの業界で順調に成長し続けているのでしょうか。

そのポイントは3点あります。それは、、、

(1)神奈川県内に絞って事業戦略を立案・実行していること
(2)新規施設を必ず成功させるための組織設計を作っていること
(3)事業戦略と組織設計の実現に向けて採用活動・評価制度を行っていること

この3点が挙げられます。

(1)神奈川県内に絞って事業戦略を立案・実行していること

介護・保育・障がい事業は地域密着ビジネスです。地域住民や関係各所（病院・包括・居宅等）の信頼がないと成り立たない事業だからこそ、全国展開という戦略をとらず、地域コングロマリット化を目指し神奈川県内に絞っています。その結果、信頼関係を良好に構築し続けられる土壌ができ、各事業との相乗効果による安定的な売上の確保や、職員の確保・連携が実現できています。

(2)新規施設を必ず成功させるための組織設計を作っていること

介護・保育・障がい事業は在宅・施設の2種類ありますが、アンダンテ株式会社様は基本施設を多く展開されています。そういった箱物ビジネスを行うには、立地選定から適切な施設の建築、新規開設前後の周知活動や安定的な運営まで、幅広い項目が全てうまくいかないと成功しません。

そこでアンダンテ株式会社様は、組織図を明確にし、経営管理部門を作り、事業開拓専門や店舗開発専門などのプロフェッショナルメンバーが新規開設を一手に担います。つまり新規開設が軌道に乗るまでをプロフェッショルチームが担当し、その後の運営は地元の新規職員メンバーが責任を持って行うという分業制をとっています。地元の新規職員たちでは新規開設に必要な項目全てを行うことは難しいため、そういった施策をとって確実な新規開設成功のロードマップを作っています。