高齢者市場でのプラットフォームの作り方

2019年8月13日配信

カテゴリ:
新規参入

これから高齢者市場で伸びる事業は
「医療」「介護」「生活支援」「予防」「住まい」の5つです。
これらの中で最も重要な要素は何だと思いますか?
 
私は、シニアビジネスを長くコンサルティングしてきていますが「住まい」が重要であると考えています。
 
なぜなら高齢者を中心に、サービス・商品・情報を有機的に連携させていくためには、この「住まい」を活かしたプラットフォームがなければ効率も生産性も上げていけないからです。
 
既に先進的に取り組んでいる会社は、
1,000名以上の高齢者を半径5km圏内の住宅に住んで頂き、極めて効率的に「医療」「介護」「生活支援」「予防」を提供しています。
現在は自社でシステム開発を実施し管理コスト削減を目指しています。
 
進化が著しいAI(人工知能)やIoT(Internet of Things)、RPA(Robotic Process Automation)などの技術を活用した高齢者を支える仕組みはこれから益々増えてくるでしょうし既存事業に取って代わる可能性もありますが、こういった1,000名を超える高齢者のプラットフォームがあれば、後発参入であっても十分な成果を出す基盤となります。
 
 
では、このモデル企業のように自社でプラットフォームを作るにはどうすれば良いのでしょう。
注目すべき点は、このモデル企業には毎月300件以上の「高齢者の住まい」に関する相談が殺到していることです。

すなわち成功のポイントは創業時から高齢者の住まい選びに着目し集客活動に重点を置いていたことです。
この「高齢者の住まい選び」は社会的なニーズが非常に高く、事業として全国的に広がっています。
介護施設など高齢者集客に苦戦している会社の集客代行を実施し成果報酬を得るビジネスです。
全国で様々な企業が取り組んでおり、成功事例も多数出てきております。
 
■様々な業種からの新規参入事例
◇創業時から本事業に取り組み年間2億円を達成
◇人口20万人以下の商圏で立ち上げ6ヵ月で月間売上400万円達成
◇主婦が家事・育児をしながら年間売上2,000万円を達成
 
■本事業の魅力・特徴
1、初期投資が150万円以内の低投資
2、営業利益率の60%の高収益性
3、生産性2,000万円/人以上の安定収支
4、パート・主婦・シニア人材が活躍できる
5、6ヵ月で単月黒字・9ヵ月で投資回収
 
■高齢者集客のポイント
<病院営業の実施方法>
・対象機関:回復期病棟、地域包括ケア病棟など
・アプローチ先:地域医療連携室
・ターゲット:退院調整担当者
・実施事項:週1回の訪問営業
・ヒアリング事項:月間の退院患者数、高齢者の主な行先、介護施設情報の収集方法など
 
<ケアマネ営業の実施方法>
・アプローチ先:居宅支援事業所
・ターゲット:ケアマネジャー
・実施事項:月1回の訪問営業
・ヒアリング事項:担当している高齢者数、介護施設を検討している方の現状など
 
年々、高齢者数が増えてきていることで「住まい選び」のニーズは高まっています。
しかし、多くの法人はまだこの事業の本質的な価値に気付いていません。
 
是非、お近くの医療機関や介護事業者など現場の声を聞いて見て下さい。
どれだけ求められている事業なのか実感できるでしょう。
 

この記事を書いたコンサルタント

中川 洋一

中川 洋一

中古車業界、温浴業界、アミューズメント業界、士業業界、医療業界、介護業界の経営コンサルティングに注力。老人ホーム紹介ビジネスのコンサルティング開始後は、業界の専門コンサルタントとして全国で新規参入や業績アップ支援を行っている。

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