新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さま、および関係者の皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い収束を心よりお祈り申し上げます。

いつもお読みいただきありがとうございます。船井総合研究所　病院コンサルタントの飯田です。
今回は、新型コロナウイルス感染症関連の補助金として、今回は「IT導入補助金2020」についてお伝えさせていただきたいと思います。

今回、新型コロナウイルス感染症の影響による緊急経済対策として、新型コロナウイルスが事業環境に与えた影響への対策および拡大防止に向けた具体的な対策に取り組む事業者のIT導入等を優先的に支援するために新たに「特別枠・C類型」が設けられました。
この特別枠・C類型は、、ITツールを導入することで、業務効率化・売上アップといった経営力の向上・強化を図っていただくことを目的としています。新型コロナウイルス感染症の具体的な対策として、サプライチェーンの毀損への対応、非対面型ビジネスモデルへの転換、テレワーク環境の整備等に資するITツールの導入に関して、通常枠よりも補助率が高い特別枠となっています。特別枠C類型は、補助額が30～450万円、補助率も2／3と大きく、ハードウェアのレンタル費用も対象となっております。

C類型は、ソフトウェア購入費用及び導入するソフトウェアの利用に必要不可欠なハードウェアのレンタル費用と関連するオプション・役務の費用の6分の1以上が先述の「甲：サプライチェーン毀損への対応」、「乙：非対面型ビジネスモデルへの転換」、「丙：テレワーク環境の整備」のいずれかに合致する投資である事業が補助対象となります。
C類型の補助対象となるハードウェアレンタルは、デスクトップ型PC、ラップトップ型PC、タブレット型PC、スマートフォン、及びこれらに接続するWEBカメラ、マイク、スピーカー、ヘッドセット、ルーター、ディスプレイ、プリンターです。レンタル料は、レンタル開始から1年分を上限として補助対象です。wifiルーターの通信料は補助対象外です。また、レンタルのみの申請は出来ません。このIT導入補助金（A・B・C類型）ですが、なお、IT導入支援事業者が事務局に登録し、認定を受けたITツール（ハードウェアレンタル費用についても同様）のみが、IT導入補助金の補助対象となりますので、ご注意ください。
この「IT導入支援事業者」がITツールの提案・導入・事業計画の策定の支援をはじめとし、各種申請等の手続きのサポートを行います。（事業者一覧については、https://www.it-hojo.jp/　をご参照ください。）導入したいシステムがある事業者にご相談ください。

IT導入補助金を利用するにあたり、注意点があります。導入システムは2種類以上でも可能ですが、IT導入支援事業者の中から一社しか選ぶことが出来ません。また、医療法人、社会福祉法人では、一つの法人、従業員者数（常勤）300名以下と制限があります。一施設ではなく、一法人ですので、複数施設持っている法人の場合は、注意が必要となります。
医療機関では、電子カルテ、レセプトコンピューター、診療予約システム、オンライン診療システム、電子薬歴、IT導入におけるコンサルティング費用、保守サポートが想定される導入システムとなります。現時点で、12月末までの受付が予定されておりますので、IT導入補助金の申請を検討してみてはいかがでしょうか。

弊社病院経営研究会は、病院経営に特化しており、最新の業界動向、業界のゲスト講師を招いての勉強会となっております。
次回の病院経営研究会は10月18日（日）となっております。お試しの参加も可能です。

是非、お問合せください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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