入居者ゼロ・大赤字の絶望的スタートから稼働率95%へ! マネジメント改革と高付加価値化で実現したV字回復の軌跡

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執筆者船井総研 介護・福祉支援部
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自社の紹介

岩手県盛岡市を拠点に、整骨院運営および介護事業を展開している株式会社SOZOの代表、本宮貴浩と申します。デイサービスから始まり、現在は訪問介護、訪問看護、有料老人ホームなどを運営しており、M&Aを経て整骨院と介護の3社の代表を務めております。

船井総研とのお付き合いのきっかけ

2018年に2億円以上の投資をして22室の有料老人ホームを開設したのですが、半年経っても入居者がほぼゼロという苦しいスタートでした。資金繰りが悪化し、焦って「どんな状態の方でも受け入れよう」と方針転換をしたのですが、私が異業種出身だったこともあり、現場のスタッフからは「今の体制では無理だ、これ以上入居者を入れないでくれ」と強い反発を受けました。 自力でのマネジメントや改善に行き詰まり途方に暮れていた時、もともと当社の整骨院事業でコンサルティングを受けていた船井総研さんに相談し、介護担当の方を繋いでいただいたのが最初のお付き合いのきっかけです。

船井総研に決めた理由

 当時の介護担当の方に「今の厳しい状況からでも、売上を上げることは可能でしょうか?」と正直に打ち明けたところ、「十分に可能です。」と力強く断言していただいたことが、大きな決め手となりました。その自信に満ちた言葉に、プロのサポートを受けてもう一度頑張ってみようと背中を押されました。

コンサルティングを受けて、成果実感したこと

 コンサルティングを受け、まずは自社にいた看護師を活用して訪問看護ステーションを立ち上げました。さらに、障害福祉サービスと組み合わせた共生型施設にすることで、高付加価値なモデルを構築できました。また、担当の津田さんから営業手法の指導やアプローチブック作成のサポートを受け、愚直に営業活動を推進しました。その結果、当初の大赤字から利益を約3000万円出せるまでにV字回復し、入居率は70%から95%へ、売上は約4000万円増、客単価も大幅に引き上げることができました。

印象的なエピソード

 最も印象的だったのは、組織と社員の意識が大きく変わったことです。当初は、介護現場のスタッフに売上や利益の数字を開示することに抵抗感がありましたが、津田さんのサポートのもと、管理者に財務状況やKPIを共有するようになりました。さらに、津田さんには、管理者が自らKPIや計画を立て、行動を振り返るための「経営会議」や「計画策定の合宿」のフォーマットや仕組みそのものを構築していただきました。 実際の会議にも入っていただき、ただ数字を追うだけでなく、売上や利益が自分たちの生活や給与にどう繋がるのかを研修等を通じて熱心に落とし込んでいただきました。その結果、皆が経営を「我が事」として捉えてくれるようになりました。それまでは私一人で「シェイクのマドラーをぐるぐる回している」ような孤独な感覚でしたが、今では現場のリーダーたちと一緒にマドラーを回せるようになったことが本当に嬉しい変化です。

これからコンサルティングを検討している方へ

 異業種から介護事業に参入し、立ち上げ時に大きな壁にぶつかった私からお伝えしたいのは、経営者自身がまず「変化」と「自己成長」を受け入れる必要があるということです。かつての私は、うまくいかない理由を周囲の環境のせいにしてしまうこともありましたが、「全ては社長の責任」だと気づいてから状況が好転し始めました。自分たちだけでは何が正解か分からず手探りの状態でしたが、船井総研さんは「訪問看護の立ち上げ」や「アプローチブックを使った営業」といった具体的なノウハウだけでなく、「組織の活性化」や「管理者の経営人材化への伴走」など、私たちに必要な道筋と正しいマネジメントの仕組みを示してくれました。 プロの提案を信じて行動し、諦めずに社員へビジョンを語り続ければ、組織は必ず応えてくれます。今、マネジメントや施設運営の壁にぶつかっている経営者の方は、ぜひプロの知見を借りてみてください。自分たちでは気づかない突破口がきっと見えてくるはずです。

執筆者 : 船井総研 介護・福祉支援部

船井総研の介護・障がい福祉業界の経営コンサルティングは、全国の成功事例を武器に「業績向上」と「社会貢献」の両立を支援する専門家集団です。稼働率アップや人財採用・定着など現場の課題を解決いたします。