見学・体験後の離脱を防ぐ!児発・放デイの契約導線設計

  • 障がい福祉
公開日
更新日
執筆者児玉 梨沙
コラムテーマ放課後等デイサービス
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いつもメルマガをご覧いただき、ありがとうございます。
株式会社 船井総合研究所 福福祉グループ マネージャーの児玉 梨沙です。

「問い合わせは入るが、見学・体験の後に契約まで進まない」
「保護者の反応は悪くないのに、その後の連絡が止まってしまう」
「見学数はあるのに、稼働率や収支改善に結びつかない」

本コラムでは、こうした課題を抱える児童発達支援・放課後等デイサービス事業所に向けて、利用者募集を強化するための、見学・体験から契約までを確実に前進させる導線設計について解説します。

ポイントは「ネクストアクション」が明確になっているか

契約率を高めるために必要なのは、「ネクストアクション」を明確にすることです。
見学当日に好印象を持っていただいても、その後の流れが曖昧であれば、保護者は動けなくなり、契約にまでなかながつながりません。

逆に言えば、見学後の流れを事業所側で整理し、次の一歩を明確に示すことができれば、契約率は大きく改善します。

施策:「契約までの流れ」を紙で渡す

見学後の離脱が多い事業所では、保護者が「何を、いつまでに、誰に相談すればよいのか」を十分に理解しないまま帰宅してしまっているケースが少なくありません。

こうした事態を避けるために、見学当日に、契約(利用)までの全体ステップや受給者証取得の具体的な流れなどを整理した紙をお渡しすることをおすすめします。

ポイントは、単なる制度説明資料ではなく、そのご家庭が次に取るべき行動が分かる資料にすることです。

たとえば、「受給者証を取得してください」だけでは不十分です。
「〇〇市の場合は障がい福祉課へ連絡する」「相談支援につながっていない場合は、まず事業所へ相談する」といった形で、できるだけ具体的に落とし込むことで、保護者の不安は大きく軽減されます。

見学の満足度を高めるだけでなく、契約までの離脱を防ぐための資料として位置づけることが重要です。

施策:連携できる相談支援事業所を複数確保しておく

ホームページやSNS活用を通じて直接問い合わせが入るケースでは、保護者にまだ相談支援専門員がついていないことも少なくありません。

このとき、事業所側が「まず相談支援を探してください」とだけ案内してしまうと、保護者はその時点で動きが止まりやすくなります。

そのため、普段から連携が取れる相談支援事業所を複数確保しておき、必要に応じてスムーズにつなげられる体制を整えておくことが重要です。

施策:事業所の公式LINEを作り、すぐ相談できる環境を整える

見学後の保護者は、思っている以上に多くの不安を抱えています。

しかし、その不安の多くは、「電話をするほどではないが、誰かにすぐ聞ければ前に進める」というものです。

そこで有効なのが、事業所の公式LINEの活用です。
見学や体験の当日に友だち登録まで完了していただくことで、保護者は困ったときにすぐ相談しやすくなります。

まとめ:契約に至るまでの標準化が安定経営のカギ

利用者募集というと、ホームページ改善、MEO対策、SNS活用、広告運用などに目が向きやすいものです。もちろん、それらも非常に重要です。

しかし、問い合わせ数を増やしても、見学・体験から契約につながらなければ、稼働率も収支改善も進みません。

特に、児童発達支援・放課後等デイサービスでは、保護者の不安が大きい分、見学後のフォロー体制が成果を左右します。問い合わせ獲得の施策だけでなく、契約に至るまでの導線を標準化することが、安定経営に直結します。

「見学はあるのに契約率が上がらない」
「利用者募集の導線全体を見直したい」
「相談支援との連携やLINE活用も含めて整理したい」

このようなお悩みがございましたら、ぜひ船井総合研究所の無料相談をご活用ください。貴事業所の現状や課題に合わせて、具体的な進め方をご提案いたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

執筆者 : 児玉 梨沙

宮崎県出身。東京大学教育学部を卒業後、船井総合研究所に入社。 保育園や幼稚園などの子ども・子育て支援分野、そして児童発達支援・放課後等デイサービスや就労継続支援事業など、障がい福祉分野において、事業展開、マーケティング戦略、マネジメント戦略など、多岐にわたる分野でコンサルティングを行う。 自治体の「こども計画」策定などにも携わっており、豊富な実績と、官民双方における幅広い経験に基づき、クライアントに最適なソリューションを提供する。