介護事業者必見!ChatGPTによる業務効率化のススメ
みなさま、初めまして。船井総研の改正(かいしょう)と申します。
船井総合研究所・地域包括ケアグループにおける”生成AI”の活用担当になりました。
今後、介護事業所の業務負担軽減をデジタルで実現するためのお役立ちコラムを、沢山お届けしてまいります。
毎回の更新を楽しみにしていただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
現場負担を軽減するための生成AIという手段
このコラムをお読みいただいている事業者様の中には、人手不足を課題に感じている方も多いのではないでしょうか。
そうした課題を抱えているみなさまは、現在の職員の負担をいかにして軽減できるかと試行錯誤されていることかと思います。
特に介護職員の業務として、利用者対応などの現場業務に加えて文書作成などの事務業務に追われ、手が回りきらないケースもあるのではないでしょうか。
こうした事務業務にかかる時間を削減することができれば、現場業務に集中して時間を割けるようになります。
そこで今回、みなさまにご紹介したいテーマが生成AIの活用です。
生成AIを活用することで、人手に頼らず業務の工数を削減することができ、手軽に効率化できるようになります。
ChatGPTで手軽に始める業務効率化
その生成AIの中でも介護事業への導入として適しているのが「ChatGPT」です。
なぜChatGPTが良いのか?その理由を二つご紹介していきます。
一つ目は手軽に導入できることです。
ChatGPTは会話形式でAIが質問に応答してくれるため、AIの専門知識がなくても手軽に活用することができます。
またChatGPTの利用プランには無料版と有料版の二つがありますが、無料版でも十分介護業務に活用できる性能が備わっているので、金銭的な負担も抑えることができます。
二つ目は業務に要する時間を大幅に削減できることです。
以下にある会社様で実際に工数を削減している事例をご紹介します。
①求人作成
手法:求人サイトの掲載ルールをGPTに学習させ、自社採用HPのURL読み込ませて生成した。
導入前:人事担当者が1求人当たり45分で作成していた。
導入後:1求人当たり10分で作成できるようになり、トータル5事業所で175分の工数が削減された。
②SNS投稿文作成
手法:SNS媒体ごとの投稿フォーマットをGPTに学習させた上で、箇条書きにまとめた投稿内容を読み込ませて生成した。
導入前:広報担当者が1投稿あたり30分で作成していた。
導入後:1投稿当たり10分で作成できるようになり、週1回の投稿を3媒体で60分、月間で240分の工数が削減された。
③議事録作成
手法:自社の議事録フォーマットをGPTに学習させ、議事録の文字起こしデータを読み込ませて生成した。
導入前:職員が会議後に1回当たり30分で作成していた。
導入後:1回の会議で5分で作成できるようになり、週3回の会議で75分、月間で225分の工数が削減された。
以上のように、どの事業所様でもChatGPTは手軽かつ有効なツールとして活用していただくことができます。
介護現場で”業務効率化”の必要性が増している中、解決の第一歩として、みなさまもChatGPTを取り入れてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。