採用に困らなくなる唯一の方法 “リファラル採用”
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こんにちは!介護コンサルの管野(かんの)です。
今回はこれから先、主流になっていく採用方法「リファラル採用」についてご紹介します。
リファラル採用。
皆さんは聞いたことはありますか?
簡単に言うと、職員の紹介からの採用を言います。
自社の職員が、今仕事を探している知り合い(友達)に声を掛け、自法人に紹介する。
事業所側は、その人を面接して採用するという方法、これがリファラル採用です。
いやいや、そんな方法で採用したら・・・
・変な人だったらどうするの?職員の紹介だったら気まずくて面接で落とせないじゃないか
・知り合いを職場に入れてしまったら、仕事中の私語が増えるでしょ。
一度も受け入れたことがないと上記のようなことをイメージしてしまうかもしれませんが、実はリファラル採用はメリットの方が圧倒的に多い採用方法です。
【リファラル採用の5つのメリット】
(1)何より、採用コストが実質ゼロ
(2)ある程度能力が担保された人が採用できる
(3)求人媒体では見つけられない出会いがある
(4)紹介元職員の愛社心が高くなる
(5)リファラル採用を仕組みにできた事業所は採用に困らなくなる
「あの事業所で働きたい!」そんな状態を作れると、採用には困らない体制を作れますので、できる限りリファラル採用が起きやすい環境を作っていきたいものです。
以下に、リファラル採用を意図して動かすための3ステップを紹介します。
★ステップ1
会社で求人をかけているということを正しく全職員に伝達する。
※そもそも、「今」採用をしているか?を、職員さんたちが知らないケースがとても多いです。
★ステップ2
従業員満足度を上げる
※「よくない会社」と思っている会社に、知り合いを紹介をしたいとは思ってくれません。
★ステップ3
リファラル採用を積極的に実施していることを掲示ポスターなどで伝達する
※紹介してくれた人は、基本的に不採用にはしない!と告知しましょう。
※面接で落とされるかも知れないリスクを持ったままだと、紹介元も紹介先も思い切ることができません
上記のように、リファラル採用はこの3ステップで順に進めていきますが、最近ではインセンティブを付けているケースも増えています。
弊社で開催している介護サービス経営研究会の約100名の会員様の中でも、多いところで最大20万円のインセンティブを支払っている事例があります。
「紹介会社に支払うより、自社内で還元した方が良い」という発想ですね。
介護のコンサルタントとしてはっきりとお伝えしておきたいですが、2020年からこのリファラル採用は圧倒的に広がっていくことが予想されます。
自社でリファラル採用を起こすだけではなく、リファラル採用で採られないための組織づくりも同時進行で進めたいものです。
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この記事を書いたコンサルタント
管野 好孝
小売業の店長職を10年間経験。不振店の建直しを得意としてマネジメント業務に携わる。レンタル業界大手のTSUTAYAに着任後、たった1年で日本一に導いた実績を持つ。(ツタヤ・スタッフ・カンファレンス2009年) 船井総研入社後は介護業界に特化してコンサルティングを実施(詳しくは下部、コンサルテーマ参照)。経営者の「やりたいコト」に「伴走」したコンサルスタイルに定評があり「指名」を頂くケースが非常に多いコンサルタントである。(6年連続 指名数No.1)