★初公開★ 「船井総研の経営方法」 その1 ~年始の迎え方~
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こんにちは!介護コンサルの管野(かんの)です。
いつもは介護・福祉事業関係の記事が流れていますが、本日は趣向を変えて「船井総研」自体の話を書きたいと思います。(管野の担当回で、数回に分けて書いていきます)
■年始の迎え方
船井総研の決算月は12月なので、この1月から新しい期がはじまりました。
気持ち的にも、数字的にも最初からスタートダッシュができれば、経営的にはとても気持ちの良いスタートがきれるわけですが、船井総研では最高のスタートを切るために、年始、仕事始めの日に経営方針発表会を実施しています。
年末ゆっくりして、少し仕事から離れてしまった身体と気持ちを、仕事始めの日に一気にトップギアに持っていく。
この仕組みのおかげで私は毎年、とても高いモチベーションで仕事のスタートを切ることができています。
船井総研の方針発表会のコンテンツは、大きくわけて3つです。
(1)昨年の振り返りと今期(中期)の方針発表
(2)年間表彰式
(3)社員同志の懇親
特に(1)の方針発表は、社長が必ず夢を見させてくれます。
ワクワクさせてくれます。
船井総研で働いていることを誇りに感じさせてくれます。
社長が描く、素敵な未来を想像して、よっしゃー!やるぞ!という気持ちになります。
・・・はい、わかりますか?
このような要素が方針発表の内容に入っていないと、その方針発表は意味がありません。
(2)の年間表彰は、毎年誰が受賞するのか?
これもワクワクします。
「あの賞、いつか自分が取りたい・・・・!」
そう思っていた賞を今年、私が受賞できました。
その名も「ベストチームリーダー賞」
約1,200人いる船井総研メンバーの中でたった一人しかとれない賞です。
賞の名前も良いですから、リーダー職をやっている人はみんながいつか取りたいと思っている賞なのです。
私も本当にいつか取りたい賞でしたので、この受賞はとてもうれしかったです。
・・・はい、わかりますか?
いつか取りたい、そう思える賞、そう思われるような表彰演出が大切です。
私もそうなりたい!と感じられない表彰には、意味がありません。
最後に(3)、社員の懇親会です。
毎年ホテルでやっていますので、そのホテル会場で、立食・ビュッフェ形式での懇親会を行います。
立食・ビュッフェ形式にしている理由は、自由に動き回れるようにするため。
昨年お世話になった人、これからお世話になる人と交流することができます。
また、この方針発表会には、内定者も参加していますので、内定者は歩き回り、いろいろな先輩コンサルタントと交流することもできます。
素敵な料理を振る舞われること自体に「会社に大切にされている」という実感がわき、また会社好きになります。
・・・わかりますか?
毎日の労働(仕事)の中に「この仕事好き!」はあったとしても、会社好きになるタイミングはそう多くありません。
そうなんです、会社好きになるきっかけは限られているんです。
方針発表会で「会社好き」が進むようになっていなければ、これも実施する意味がありません。
いかがでしたか?
1つでも経営のヒントが得られればと思います。
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この記事を書いたコンサルタント
管野 好孝
小売業の店長職を10年間経験。不振店の建直しを得意としてマネジメント業務に携わる。レンタル業界大手のTSUTAYAに着任後、たった1年で日本一に導いた実績を持つ。(ツタヤ・スタッフ・カンファレンス2009年) 船井総研入社後は介護業界に特化してコンサルティングを実施(詳しくは下部、コンサルテーマ参照)。経営者の「やりたいコト」に「伴走」したコンサルスタイルに定評があり「指名」を頂くケースが非常に多いコンサルタントである。(6年連続 指名数No.1)