いつもお読みいただきありがとうございます。
船井総研 介護グループの前田です。
突然ですが、介護職員が本来一番時間と気持ちを使いたいのは、
利用者様への直接ケアと、ご家族への対応
ではないでしょうか。
一方で、実際の介護現場では、
書類作成、シフト調整、送迎表の作成、問い合わせ対応、営業管理、会議資料の作成など、「ケア以外の仕事」にも多くの時間が使われています。
さらに、こうした仕事は単に時間がかかるだけではありません。
「誰にお願いしよう」
「このシフトで大丈夫かな」
「変更を伝え忘れていないかな」
「あの案件への連絡は済んでいたかな」
と、ケア以外の仕事でも判断や調整を繰り返し、感情を消耗しています。こうした仕事を一つずつ減らしていくことが、介護職員が本来のケアに集中できる環境づくりにつながると考えています。
ケアに集中できない理由は、「ケア以外の仕事」が多すぎるから
介護現場では、利用者様へのケア以外にも多くの業務があります。
たとえば、
記録や計画書を作成する
シフトを組む
送迎表を作成・修正する
問い合わせ内容を整理する
営業状況を確認・集計する
会議資料や報告書を作成する
どれも事業運営には必要な仕事です。
しかし、そのすべてを職員が毎回ゼロから考え、作成する必要があるでしょうか。
特に負担になっているのは、作業時間だけではありません。
シフトを組むたびに、
「またこの職員にお願いして大丈夫かな」
「この配置で不公平にならないかな」
送迎を組み直すたびに、
「この変更をご家族にどう伝えよう」
「またこの職員にお願いすることになるな」
と、業務の先にいる相手の反応まで考えながら調整しています。
介護職員は、ケアそのものでも人に気を使う仕事です。
だからこそ、ケア以外の仕事でまで、人に気を使わせない。
利用者様やご家族にこそ、職員の時間と気持ちを使える環境をつくる必要があります。
AIで、ケア以外の「考える・調整する」を仕組みに変える
こうしたケア以外の業務は、単に作業時間がかかるだけではありません。
毎回、
「誰にお願いするか」
「この組み方で大丈夫か」
「負担が偏っていないか」
「変更をどう伝えるか」
といった判断や気遣いまで発生します。
そこで今、介護現場でもAIを活用し、こうした業務を自社のルールに合わせて仕組み化する事例が出てきています。
たとえばシフト作成では、職員の資格、勤務希望、公休、必要人員、夜勤回数などを条件として設定し、そのルールに沿ったシフト案を作成することができます。
送迎表でも、利用者様の利用時間、車両、乗車人数、職員配置、個別条件などを反映し、送迎案を作成することができます。
急なキャンセルや利用変更があった場合も、毎回ゼロから考え直すのではなく、変更した条件をもとに再調整することができます。
さらに最近では、こうした業務アプリを、エンジニアではない介護職員自身が生成AIを活用して作る事例も出てきています。
これまでは、
「こんな仕組みがあれば楽になるのに」
と思っても、システム会社へ依頼し、要件を整理し、費用をかけて開発する必要がありました。
しかし今は、現場を一番理解している職員自身が、
「この条件を反映したい」
「こういう順番で処理したい」
「変更があったら自動で組み直したい」
と伝えながら、自社の業務に合わせたアプリを形にできるようになってきています。
重要なのは、アプリを作れること自体ではありません。
これまで職員が毎回ゼロから考え、調整し、人に気を使っていた業務を、少しずつ仕組みに任せられるようになったことです。
ケア以外の仕事で使っていた時間と気持ちを減らし、
その分、利用者様やご家族に向き合う。
AI活用の目的は、そこにあります。こうした介護現場のAI活用について、今回、介護事業者様向けの対面セミナーを開催することになりました!
当日は、
ケア以外の業務をAIでどう減らすのか
シフト作成や送迎表作成をどう仕組み化できるのか
非エンジニアの介護職員でも、どこまで業務アプリを作れるのか
自社ではどの業務からAI活用を始めるべきか
といった内容を、実際の活用事例や画面も交えながら具体的にお伝えします。
「AIを使ってみたい」で終わらず、
自社の仕事をどう変えられるのかまでイメージできるセミナーです。
介護職員が、もっと利用者様やご家族に向き合える現場をつくりたいとお考えの方は、ぜひご参加ください。









