病院の「在宅展開」成功法

  • 介護
公開日
更新日
執筆者武藤 慶太郎
コラムテーマ小多機・看多機,セミナー・研究会のご案内
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皆様

いつもお世話になっております。
株式会社船井総合研究所、介護・福祉支援部の
武藤慶太郎でございます。

お忙しいところ、こちらのコラムをご開封いただき、
誠にありがとうございます。

表題の件、
病院完結型の医療から「住まいや暮らしにフォーカスした医療・介護」への転換を目指し、退院後の生活を地域で支えるための仕組みとして、「病院×看多機」で実現する在宅展開モデルについてご紹介します。

今回の事例は、長野県小布施市で病院を運営されている新生病院グループの、社会福祉法人聖楓会です。具体的なポイントは以下の通りです。

在宅への展開を決めた背景

近隣の急性期病院の病床削減(ダウンサイジング)や地域包括ケア病棟への移行など、将来的な入院需要の減少といった医療環境の変化を見据え、福祉・介護の視点から生活を支えるための受け皿づくりが急務となったことが背景にあります。在宅展開を大きく推進するきっかけとなった事業が「看多機」でした。

看多機(看護小規模多機能型居宅介護)は、デイサービス・ショートステイ・訪問介護・訪問看護・ケアプラン作成の、大きく5つのサービスを提供することが可能な業態で、状態が不安定な方に対して定額料金で、柔軟にサービス提供量を変化させながら適切なケアを提供できることが特徴の施設です。

看多機の特徴①退院と在宅をなめらかにつなぐ「ハブ機能」

利用者の約8割が医療機関から退院した直後の方です。退院直後の不安が伴う時期に、まずは「連泊」で受け入れ、その間に家族への介護指導を行ったり、在宅生活に徐々に慣れてもらうための「中継地点(ハブ)」としての役割を確立しています。

看多機の特徴②医療依存度の高い方への対応と手厚い人員配置

「在宅サービスの最後の砦」として、胃ろう、インスリン注射、がん末期の方など、医療依存度の高い利用者を安全に受け入れています。実際、利用者の75%が要介護3以上となっています。これを可能にしているのが手厚い人員配置で、基準以上の看護師(日中2名、訪問1名)や、言語聴覚士・作業療法士などのリハビリ専門職を配置しています。

病院⇔看多機をつなぐ連携体制

看多機立ち上げ前から運営していた訪問事業と連携し、事業全体でサポートし合える安定した運営体制をとっています。また、退院後に利用者がどのような生活を送っているかを近隣の医療機関へ定期的にフィードバックするという地道な活動により、病院側から「退院を安心して任せられる」という信頼を獲得しています。

高稼働の実現と利用者の改善

これらの取り組みにより、全国平均の稼働率が75%程度と言われる中、平均稼働率90%以上(常に26~29名が利用、待機者約3名)を維持し、年間売上は1億3,900万円以上と、多くの方から支持される施設になりました。さらに、看多機での適切なケアによって状態が安定し、要介護度が4から1に大きく改善する方や、他の在宅サービスへ移行できる方もいらっしゃいます。

なぜそんなことが実現できたのか?

今回は、実現された法人である、
社会福祉法人聖楓会、理事長の宮島義人氏をお招きして、
看多機の開業から、在宅展開が軌道に乗り、いまに至るまでのお話を、
詳しく知っていただけるセミナーを企画しました。

こちらをお読みいただき
・看多機をもっとよく知りたい
・実際に運営している経営者から話を聞いてみたい
経営者様は、是非とも下記URLより詳細をお目通しください。

病院の「在宅展開」成功法

病院の「在宅展開」成功法

【ゲスト講演】看多機開業から在宅展開への成功軌跡
▶病院を母体に、看多機立ち上げへ踏み切った経緯と地域背景
▶病床再編・医療需要の変化を見据えた、地域包括ケア時代の事業戦略
▶医療の強みを活かし、介護は別法人で伸ばす。成功事例に学ぶ法人戦略
▶看多機立ち上げ成功のカギとなる、訪問看護の機動力を活かした運営体制
▶リハビリ専門職の関与による、重症度・医療依存度の高い利用者への対応力
▶高稼働・高医療度対応を支える現場運営の工夫と実務のポイント

セミナー詳細・申込はこちらから

執筆者 : 武藤 慶太郎

介護、歯科医療、人材紹介、地方創生等の業界を経てシニアライフコンサルティングチームに所属。新規事業開発の経験が豊富であることを特徴とするコンサルタントであり、現在に至るまで50社以上の公的介護・医療保険外事業の新規開設や、デイサービス・訪問看護・小多機/看多機の立ち上げに携わる。 マーケティング戦略に強みを持ち、中でも「Webマーケティング」においては業界問わず定評があり船井総合研究所自体のWebマーケティングも担当している。戦略立案から、具体的な広告戦略、サイト改善までWeb全般のサポートを行う。