経常利益が業界平均の約2倍のデイサービス

  • 障がい福祉
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更新日
執筆者久積 史弥
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最近、介護・障がい福祉の経営者様から
「人件費や物価は上がる一方なのに、利益が全く残らない」
「制度改定のたびに業績が落ち、これまでのやり方が通用しなくなってきた」
「処遇改善加算も法人にとっては費用はプラス」
といった切実なお悩みを聞くことが非常に多いです。
まさに現場の皆様が肌で感じている危機感だと思います。

一方で、同じ介護・障がい福祉業界でありながら、高い収益性を維持し成長している企業が存在します。
彼らが今、最も熱視線を送っている新規事業こそが、障がい福祉サービスの「生活介護」です。
生活介護は概ね「40-60代の障がい者用のデイサービス」ともいえます。
介護会社が始めることが推奨される事業だという点が注目してほしい理由の一つです。

今回は、市場調査のデータから見えてきた「生活介護」へ参入する価値と、成功する事業所の共通点について事例を交えてお伝えします。

今が参入のチャンスと言える理由

2024年制度改定は生活介護市場におけるルールを根本から変えました。
最大のインパクトは「時間単位報酬」の導入です。
これまでは短い時間のサービス提供でも定額の報酬が得られましたが、現在は実際の支援時間に応じた細かい報酬設定へと変更されました。

これにより、「とりあえず参入した」だけの短時間稼働・小規模事業所は大幅な減収となりました。
「なんだ、厳しくなっているじゃないか」と思われるかもしれません。
しかし、マーケティングの視点で見れば、これは競合が自滅し市場が適正化される絶好のチャンスです。

国の財政負担が膨張する中、「質の伴わない事業所」は淘汰されますが、逆に「国が求める機能(重度者対応や長時間支援)」をしっかり提供できる事業所には手厚い報酬が約束されているのです。

ここがすごい!驚異の収益性を叩き出す事例生活介護事業がどれほどのポテンシャルを秘めているのか

ある事例をご紹介します。
驚くことは、ただ黒字化しているということではなく、生活介護事業の経常収支率の実績は16%に達しており、
業界平均の約2倍という高い水準です。

なぜこれほどの利益が出るのか。
それは生活介護が「日中の居場所」として機能するため、利用者の利用期間が長く、稼働率が安定しやすいからです。
さらに、要介護度の高い(障害支援区分が高い)方を受け入れることで、ベースとなる基本報酬や加算が大きくなり、安定した高収益体制を確立できるのです。

<生活介護で成功するための3つの戦略>
成功している生活介護事業所には明確な「戦略」があります。
圧倒的な優位性を築くためには、以下のいずれかのポジションを取る必要があります。

①専門特化・高単価モデル
医療的ケアや重度障がいなど、他社が敬遠しがちな層の利用者を対象にします。
看護師等の配置により初期の採用ハードルは上がりますが、算定できる加算が非常に大きく競合が少ないため地域で「選ばれ続ける事業所」になります。

②長時間・レスパイト特化モデル
時間単位報酬の特性を最大限に活用する戦略です。
保護者の就労支援や介護負担軽減(レスパイト)のニーズに徹底的に応え、8時間以上の長時間支援の体制を構築します。

➂ドミナント・エコシステム構築モデル
生活介護単体で勝負するのではなく、グループホーム(居住)やショートステイを併設することで、住まいと日中の活動場所を自社でセットで提供し、稼働率を常に高く保ち収益を最大化します。

①②は介護事業者がこれまでのケアで蓄積したスキルやノウハウを活かすことが可能であり、➂は今後の展開を事前に計画しておくことが重要です。


これまで介護事業で培ってきた経営ノウハウが活かせるのが「生活介護」です。
より詳しい内容はコラムでご紹介した事例企業が登壇するセミナーでご確認ください。

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※本セミナーは終了しております。

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開催日時・方法:
・2026/04/27(月) 10:00-12:00 オンライン開催
・2026/04/28(火) 10:00-12:00 オンライン開催
・2026/04/30(木) 10:00-12:00 オンライン開催
※全日同じ内容です

執筆者 : 久積 史弥

理学療法士として病院、介護会社の事業責任者を経験した後に船井総合研究所に入社。前職では看護師、理学療法士、事務など約30名をマネジメントしながら営業を行い高収益事業所として組織を牽引した実績を持つ。 現在は、介護・医療・保険外(自費)と幅広い領域でコンサルティングを行う。 人財採用・育成による組織活性化、Webマーケティング・営業による顧客獲得を得意とし、事業を前進させる手腕に定評がある。