訪問介護の"その先"、ご存じですか

  • 介護
公開日
更新日
執筆者早川 亮太
コラムテーマ訪問看護,新規事業,セミナー・研究会のご案内
SHARE

いつもご覧いただき、 ありがとうございます。

訪問介護は、住み慣れた家での暮らしを最前線で支える、 地域になくてはならないサービスです。
その現場を一日一日積み重ねてこられた経営者様に、
今日は「訪問介護の"その先"」について、ぜひお伝えしたいことがあります。

これは、訪問介護に取って代わる話ではありません。
これまで培ってこられた現場力と信頼を、もう一つの形で活かす—— そんな"次の柱"のお話です。

訪問介護で積み重ねた思いと力を、"もう一つの器"へ。
──定期巡回という、訪問介護の「その先」

◆ 訪問介護をやっているからこそ、出会う利用者がいます

「もう一歩踏み込んで、この人を支えたい」。 そう思える利用者に、訪問介護の現場では必ず出会います。

1日に何度も訪問が必要で、夜間も気にかかる。緊急のときにも駆けつけたい――。
ただ、訪問介護という制度は、「1回ごとの積み上げ」と「区分支給限度額」の 中で設計されています。
だからこそ、頻回・夜間・緊急といったニーズには、 制度の仕組み上、どうしても応えにくい場面が出てきます。
これは、現場の努力や事業所の力とは関係のない、制度設計の話です。

現場のケアマネジャーも、同じ思いを口にします。
「1日3回以上の支援や、夜間の安否確認、緊急対応に、どう応えるか」
「看取り期を、どう在宅で支え続けるか」

こうしたニーズに、訪問介護と"もう一つの器"で応えられたら――。 その選択肢が、定期巡回です。

◆ 定期巡回は、訪問介護の力をもっと広い場面で活かせる"もう一つの器"

定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、訪問介護に取って代わるものではありません。
訪問介護で培った現場力・信頼関係を土台に、 これまで制度上応えにくかったニーズにも届く―― 訪問介護と両輪で地域を支えるサービスです。

・報酬が定額(月額包括)だから、限度額を気にせず、必要な回数を柔軟に届けられる
・24時間・随時対応だから、夜間や急な体調変化にも、その場で動ける
・短時間・1日複数回の訪問で、服薬・排泄・安否確認を生活リズムに合わせて支えられる
・訪問看護と一体的に動けるから、医療ニーズの高い方や看取り期も在宅で支えられる

ケアマネの現場では、その効果がこう語られています。
「施設ではなく"在宅を続ける"という選択肢が、これで生まれた」
「もう少し在宅で頑張ってみよう、という後押しになっている」

訪問介護の"その先"とは、 これまで支えたかった思いに、もう一つの形で応えられるようになる―― ということなのです。

"在宅24時間"の本流の1つとして定期巡回。
──国の方針も、そして立ち上げの速さも、訪問介護の経営者に味方します

◆ 国も、夜間・24時間の在宅を「定期巡回」に集約しはじめています

この流れは、国の制度方針とも一致しています。
法改正により、「夜間対応型訪問介護」は定期巡回・随時対応型訪問介護看護へ 統合されることが決まりました
(2026年度末で廃止。既存事業者には経過措置があり、 2029年度までは従来どおり継続できます)。
※これは訪問介護そのものの話ではありません。夜間対応に特化した別サービス
(夜間対応型訪問介護)を、定期巡回が受け皿として引き継ぐ再編です。

すでに令和6年度改定では、統合を見据えて、定期巡回に「夜間のみ利用」の区分 (夜間対応型区分)が新設されています。
つまり国は、限られた人材で日中・夜間を切れ目なく支える在宅サービスの受け皿として、
定期巡回を明確に位置づけはじめている――ということです。
在宅24時間の"本流"が、定期巡回に集約されていく。その流れが、すでに始まっています。

◆ そして、これを最も自然に、最も早く形にできるのが、訪問介護の経営者です

定期巡回は「ゼロから立ち上げる新規事業」ではありません。
訪問介護事業者にとっては、これまで築いてきた資産を、もう一段活かす取り組みです。

実際、定期巡回を新たに始めた事業者が挙げる開設理由には、こうあります。
「すでに訪問系をやっていて、定期巡回が合う利用者がいたから」
「今いる訪問介護員を兼務で有効に活かせるから」

つまり訪問介護の経営者は、立ち上げに必要なものを、すでに持っています。

・サービスが合う利用者が、すでに身近にいる(頻回・夜間対応が必要な方など)
・今いるヘルパーの経験を、そのまま活かせる(人をゼロから大量採用する必要がない)
・ケアマネとの信頼関係がある(定期巡回の紹介元は約6割=59.5%がケアマネジャー)

だからこそ、ゼロから参入する異業種より、立ち上げも収益化も、ずっとスムーズです。
さらに、大きな建物・土地が要らないため、設備投資は約300万円~と、 無理のない規模で始められます。

◆ ただし「高収益」と「そうでない」を分けるのは、運営設計です

正直に申し上げます。定期巡回は、始めれば自動的に軌道に乗る事業ではありません。
定額包括報酬ゆえに、「どの利用者を、どう支え、どう回すか」で、 結果がはっきり分かれます。

本セミナーでは、その"分かれ目"を、具体的な設計図としてお持ち帰りいただきます。

・退院直後・重度層に的を絞ったピンポイント営業(ケアマネに刺さる訴求と実際のトーク)
・地域相場を上回る待遇と、夜勤負担を抑えた「4勤体制」による採用・定着
・ヘルパーが自らケアマネに提案する、やりがいのある能動的な組織づくり
・施設に頼らない、単独型で成り立つ商圏設定のポイント

書籍やネットには載っていない「単独型・高収益」の運営モデルを、現場の生データとともに公開します。
「定期巡回のノウハウはゼロ」からで大丈夫です。
訪問介護で積み重ねてきた思いと力を、もう一つの形へ。 訪問介護の"その先"を、一緒にのぞいてみませんか。

定期巡回の新規立ち上げセミナー

セミナー名:定期巡回の新規立ち上げセミナー
▼開催日程(各日同一内容/オンライン開催)
2026年 ・10月14日・10月15日・10月16日・10月19日
各日 14:00~16:30(ログイン開始 13:30~)
▼開催方法 オンライン開催(PC・タブレットから受講可能)
▼受講料(一名様) ・一般価格:33,000円(税込)/30,000円(税抜)
・会員価格:26,400円(税込)/24,000円(税抜)

セミナー詳細・申込はこちらから

執筆者 : 早川 亮太

「定期巡回・随時対応型訪問介護看護をメイン領域としたコンサルティングに従事している。 「サ高住・住宅型への施設併設型」から「地域密着の単独拠点型」まで、多様な事業モデルにおける成功事例の分析に注力。 各モデルの特性を捉えた運用改善や、他事業との相乗効果を生み出すための体制構築を追求している。 また、生成AIを活用した「介護マンガ」による独自の営業ツール制作を通じ、入居施設の集客支援を展開。 現場の状況に合わせた無理のない黒字化と、持続的な成長モデルの確立を志向し、地域社会へ貢献できる事業所づくりに尽力している。」