このまま続けるか、変えるか。デイサービス経営の分岐点

  • 介護
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更新日
執筆者船井総研 介護・福祉支援部
コラムテーマデイサービス
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最新の業界調査によると、通所介護事業所の約4割が赤字経営という厳しい結果が示されています。

もはや「""普通に""運営していれば何とかなる」時代ではありません。

利用者数は頭打ち、人材は不足、報酬改定は実質マイナス。

デイサービス市場は、すでに成熟期を超え、淘汰が始まるフェーズに入っています。


この環境下で求められるのは、努力や現場改善だけではなく、

経営としての“戦略の選択”です。


まず考えるべきは、自社の立ち位置です。

これから勝ち残る方向性は、大きく分けて2つです。


・地域のニーズを広く拾いにいく「総合型の経営」

・特定の強みに特化する「専門型の経営」


重要なのは、「どちらかを選び、経営の軸を定めること」です。

方向性が曖昧なままでは、稼働率も単価も、人件費も、すべてが成り行きになってし

まいます。


戦略を決めたら、次に必要なのは数字での管理です。


例えば営業であれば、

・解約率や予算達成を踏まえて「新規契約を月◯件獲得する」

・そのために、成約率〇%の実績から逆算して「月〇件の営業活動を行う」

といったように、目標→必要成果→必要行動まで分解して設計すること。


収益面では、

・1日型デイで平均単価「9,800円〜10,000円」

・稼働率「85〜90%」

など、目標水準を明確に設定することが、経営の土台になります。


実際の成功モデルとして参考になるのが、ツクイの戦略です。

ツクイはデイ単体ではなく、

・訪問介護

・居宅介護支援

・障がい福祉

・自費サービス(PRIME ONE ケア 等)

を組み合わせた複合型モデルを加速させています。


これは「デイサービス単体で黒字化を目指すビジネスモデル」から脱却し、

複数事業を通じて、収益構造そのものを安定させる経営モデルです。


さらに注目すべきは、

人員配置を「現場感覚」ではなく、営業利益から逆算して設計している点です。

「何人必要か」ではなく、「この利益水準なら何人までが適正か」という発想で、

人件費を適正にコントロールしています。



2025年以降、人材不足はさらに深刻化します。

デイサービス単体の運営は、構造的にますます厳しくなります。


これからの経営者に求められるのは、

・保険外・複合化などの事業構造の転換

・感覚ではなく数字で回す適切な予実管理

この2つです。


「頑張る経営」から「勝てる経営」へ。

今こそ、自社の戦略そのものを見直すタイミングではないでしょうか。


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2026/02/16(月) 14:00-17:00

2026/02/18(水) 14:00-17:00

2026/02/24(火) 14:00-17:00

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■費用(税込)

・一般価格 33,000円 / 一名様

・会員価格 26,400円 / 一名様

執筆者 : 船井総研 介護・福祉支援部

船井総研の介護・障がい福祉業界の経営コンサルティングは、全国の成功事例を武器に「業績向上」と「社会貢献」の両立を支援する専門家集団です。稼働率アップや人財採用・定着など現場の課題を解決いたします。