集客の秘訣は、高齢者ではなく“○○○”へのアプローチ

2020年9月2日配信

カテゴリ:
新規参入 身元保証ビジネス

モデル企業に倣う、身元保証事業成功の秘訣とは?

前回は、「一般社団法人しんらいの会」の設立の経緯と、実績についてご紹介をしました。

第3回の本日は、「一般社団法人しんらいの会」の事例に倣う身元保証事業で成功するための秘訣を皆様にお伝え致します。

■ 狙うべきは「高齢者」ではなく「専門職」

まず、最初に押さえるべきは集客“ターゲット”です。

前提として押さえておいて頂きたいのは、
高齢者は、身体機能が低下した状態の方も多く、
折り込みチラシやWEBサイトが届かないということです。

では、どのようにして集客を行うのか?

高齢者の場合は必ずと言っていいほど、
社会福祉士、ケアマネジャーなどの“専門職”が関与しています。
そして、家族以上に“専門職”に対して絶大な信頼を置いています。

そのため、高齢者に係る“専門職”をターゲットとして、
マーケティングを仕掛けていくのが効果的な戦略になります。
これは、身元保証事業においても同様です。

具体的には、
専門職向けのセミナーの開催
専門職への定期訪問による関係構築
専門職向けのWEBサイトの用意 など

これらを実践していくのが最も有効な手法です。

実際、身元保証事業のモデル企業である
一般社団法人しんらいの会は、これらを取り組んできたことで、
大きな成功を収めています。

■ 「業務提携」で“商品力”を強化する

2つ目に押さえるべきは“商品力”です。

身元保証事業とは、
言わば、「高齢者の家族代行」サービスです。
そのため、本来であれば家族が行うことを
どれだけ提供できるかによって専門職からの評価は変わります。

求められるサービスは下記の通りです。

高齢者のちょっとした悩み事の相談
日常の買い物お墓参り
金銭の管理監督
緊急時の駆け付け看取りの対応
葬儀納骨 など

これらの中には、金銭の管理から、ご逝去後の対応など
専門性の高いものも少なくありません。

そこでポイントとなるのが、業務提携です。
自社で対応が難しいものに関しては、
外部の専門家と提携することでサービス品質を担保します。

実際、一般社団法人しんらいの会でも、
高いレベルでのサポートを実践するために、
弁護士、葬儀社、寺社、不動産会社など
領域ごとの専門家と業務提携を結ぶことで、
一気通貫でのサポート体制を整えて、
専門職から高い支持を得ることにつながっています。

いかがでしょうか?
身元保証事業の成功の秘訣は、
専門職への「マーケティング」と、業務提携による「商品力の強化」です。
しんらいの会の取り組みは、レポートにてまとめていますので、よろしければご覧ください!

最終回の次回は、身元保証ビジネスの今後の展望についてお伝え致します。
お楽しみに!

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この記事を書いたコンサルタント

鈴木友章

上智大学社会福祉学科卒。
船井総合研究所入社後は介護業界、HRD領域のコンサルティングを経て、シニア事業全般のスタートアップのコンサルティングを行う。戦略策定から現場レベルの細かな指導まで、徹底して寄添うコンサルティングを身上としている。 2019年度より、新たに「身元保証事業」のコンサルティングを展開している。

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