【「何度言えばいいの?」がNGワード。シニア人財が活躍する社内ルール】

2019年4月25日配信

カテゴリ:
人材採用・育成・評価

本日は御社で働くシニア人材をより活躍させる方法についてお伝えいたします。

日本の高齢化が進むなか、
どこの業界も働く人が足りずに困っておりますが、
その中でも介護業界の人で不足は深刻です。

29年12月厚生労働省は、
深刻な介護人材不足に対応するため、

・中高年齢者の活躍促進
・外国人の活躍促進、
・介護ロボットの活用

などなど、関係省庁と緊密に連携し、
総合的な対策を講じると発表しました。

具体的には、
アクティブ・シニアの積極的な採用、
在留資格に「介護」の創設し外国人の積極的な活用を促進、
技能実習生の期間延長

を行うことを決定しました。
中でもアクティブ・シニアの積極的な採用は、
アクティブ・シニアが介護への関心が高いこと、
外国人労働者と違って手続きが容易であること、
以上の2点からも、より促進されることが予想されます。

しかしながら、
シニア人材に対する教育体制の整備は遅れているのも事実です。

シニア人財は、

・体力的に長時間労働は難しい
・新しい業務の吸収スピードも若いころと比べて落ちてしまう
・視力の衰えにより小さい文字が見えにくい
・聴力も若いころに比べて衰えてきている為、早口で指示されると聞きとれない

などの身体面での課題があります。

そのため、シニア人材活用を成功させるには、
シニア人財が働きやすい環境づくりを整える必要があります。

では、シニア人財が働きやすい環境とは具体的に何なのか??

・バリアフリーではなく、ユニバーサルデザインを意識した職場
・不要な上下関係の排除
・業務体制の変更(おススメの体制は2人1組)
・社内ルールの作成

この中で特に重要なのは、社内ルールです。

社内ルールの例としては、

・PCの文字は12P以上
・会話は大きめに
・「遅い」「何度言えばいいの?」「聞いてる?」はNGワード
・PCではなく紙でもOK

が挙げられます。

みなさんの会社にも社内ルールはあると思いますが、
シニア人財を活躍させるための社内ルールを整備している会社は少ないと思います。

ぜひ御社の社内ルールを再度見直して頂き、
シニア人財が活躍できる環境を整えてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いたコンサルタント

沓澤 翔太

デイサービス、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどの新規開設、収支改善、異業種からの介護事業への新規参入支援などを手がける。現在は、主としてデイサービスや有料老人ホームの利用者獲得や新規開設を中心にコンサルティングを行っている。 介護事業のコンサルティングの他、療養病床の転換や訪問診療など、医療業界のコンサルティングや、医療器具の販売促進についても実績を持つ。

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