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本日のメルマガは
いつもと少しと違う切り口で情報を提供したいと思います。
2024年大流行の「ナーシングホーム」のお話です。
“ナーングホーム 大変” は、事実かイメージか?
“ナーングホーム 大変”
本日のメルマガのタイトルにしているこの言葉は、
船井総研のサイト「介護・福祉.com」への流入キーワードで上位に食い込んでいる言葉です。
その数1,000件以上。(期間3か月間)
この言葉の検索が多い理由に以下の2つが挙げられます。
❶”ナーシングホーム”の流行
この言葉が流行っているからこそ、検索量・流入数が多くなっています。
サ高住・有料老人ホーム・高齢者住宅のキーワードは増えていないだけに、
施設系では ”ナーシングホーム” だけがトレンドであることがわかります。
❷ナーシングホームは大変で苦労している ”イメージ” or “事実”
ナーシングホームは、介護施設に訪問看護を付加させるビジネスモデルです。
よって介護+看護の形で運営していくことになります。
介護職だけではなく、看護師も巻き込んで運営していくこと、確かにイメージ上でも難しい印象があります。
心配している人が多いために検索量が多い、ともいえるでしょう。
それでは、実態としてはどうなのでしょうか?
ナーングホームの実態
「ナーシングホーム」という括りの統計データは存在していないため、残念ながら統計データとしてお伝えできるものはありません。
よって船井総研ならではの「現場主義コンサル」の視点から情報共有させて頂きます。
タイトル回収をします。
ナーシングホームは大変か?
答えでいうと「大変」です。
前述のとおり、介護の世界に看護師を混ぜていく。
それは在宅・施設問わず必要なことですが、ここがなかなか難しいということは
この業界で勤務されている皆さまはすでに体感されていることかと思います。
看護師をマネジメントできるか?この点がナーシングホームが大変であるかもしれない要素の一つになるのは間違いありません。
では、看護師さんが課題なのか?
看護師のマネジメントができるのか?をポイントとしてあげましたが、
実は、看護師さん自体に「課題」があるわけではないのです。
ポイントとなるのは以下の項目です。
☑そもそも、正しい採用ができているのか?
訪看に適切な人材選定ができているか。
共感型採用ができているか?
ナーシングホームは高いケア力が必要な業態です。
看護師であれば「誰でも成功」するはずはありません。
人材選定に力をいれていなければ、それは文字通り”大変”です。
☑正しい教育ができているのか?
看護師さんたちは「介護業界」を理解している人は多くありません。
介護職=看護助手(ナースエイド)でもありません。
しかし、介護職が看護助手と似たような仕事をするため、ここに勘違いが起こります。
そうすると、介護職さんたちを尊重・連携できなくなり、やはり「大変」になります。
つまるところ、法人の採用・教育のスタンスが重要となってくるのです。
“大変” な ナーシングホーム まとめ
「とにかく始めてしまえばうまくいく」
その視点でスタートしてしまうとうまくいかないでしょう。
ナーシングホームは、介護施設の中で最も
終末期対応/健康寿命延伸/難病対応/幅広い疾患の受け入れ
が可能な施設です。
地域への貢献度も高いため、その結果、対価として単価も利益率も高くなる業態なのです。
ただし、その分、職員にも高い業務付加と緊張感が伴います。
しかし、その分、職員にも利益還元することができ、利用者・家族との強い関りからやりがいも強く感じられる業態でもあります。
改めてナーシングホームは「カンタン」ではありません。
でも「単に大変」でもありません。
難しくも、社会性も収益性も優れている素晴らしい業態です。
高い志を持つ経営者の方、職員に方には大変オススメできる業態ですので、参考にしていただければと思います。
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この記事を書いたコンサルタント
管野 好孝
小売業の店長職を10年間経験。不振店の建直しを得意としてマネジメント業務に携わる。レンタル業界大手のTSUTAYAに着任後、たった1年で日本一に導いた実績を持つ。(ツタヤ・スタッフ・カンファレンス2009年) 船井総研入社後は介護業界に特化してコンサルティングを実施(詳しくは下部、コンサルテーマ参照)。経営者の「やりたいコト」に「伴走」したコンサルスタイルに定評があり「指名」を頂くケースが非常に多いコンサルタントである。(6年連続 指名数No.1)