最終回*身元保証ビジネスの今後の展望

2020年9月1日配信

カテゴリ:
新規参入 身元保証ビジネス

遠い親戚より近くの他人を頼る世の中へ
身元保証のニーズは拡大していく

前回は、モデル企業「一般社団法人しんらいの会」に倣う身元保証事業の成功の秘訣として
マーケティング手法と、商品力の強化の手法についてお送りしました。

最終回の本日は、これからの身元保証ビジネスがどうなるのか、業界の展望についてお伝え致します。

■ 身元保証サービスの需要は今後拡大していく

モデル企業(しんらいの会)への相談で、年々増えているのが、
家族や親族がいる「身寄りの“ある”高齢者」からの相談です。
今回は代表的なケースを2つご紹介します。

1つめは家族が遠方に住むケースです。
都市への一極集中化、グローバル化が進む現代において、
高齢者と家族・親族との物理的な距離が遠いケースは少なくありません。

こうした場合に困るのが、
残された高齢者の病院への入院、老人ホームの入居です。

例えば、病院に入院した際は、
大抵の場合、退院の日時は病院側から指定されます。
その時、家族が仕事の休みを取ることができなければ、
代わりに誰かにお願いしなければいけません。

また、緊急時に駆け付けることが困難な場合は、
病院や老人ホーム側が、家族・親族以外に
近隣の在住者を“もう1人”保証人として求めてくるケースもあります。

こうした場合、遠方に住む家族は、
身元保証事業者を頼らざるを得なくなります。

もう一つは、親族・家族と高齢者の心理的な距離が遠いケースです。

そもそもとして、本人との関係が不仲で、家族や親族が、身元保証人を務めたくないというケースや
高齢者本人が、息子、娘に保証人を頼みたくないというケースも非常に多いです。

また、いくら親族といっても日頃からの付き合いが薄い、叔父・叔母の場合、
金銭の保証人を務めるのは抵抗があるというケースも少なくありません。

親族間でトラブルになるくらいなら、お金で解決したいということで
身元保証事業者を活用するというケースも増えてきています。

このように、今後は身寄りのある高齢者や、
家族・親族による身元保証サービスへの相談は増えていくと予想できます。

■ 身元保証ビジネス新規参入セミナーのご案内

船井総研では、今回のメルマガの中でご紹介をしてきた
一般社団法人しんらいの会の理事長 青木規幸氏を招いてのセミナーの開催を予定しております。

セミナーでは、3時間半にわたって下記のような構成で
身元保証事業の魅力をたっぷりとお伝え致します。

〇 第1講座:身元保証ビジネスの現状とこれから
〇 第2講座:スペシャルゲスト対談〈一般社団法人 しんらいの会 理事長 青木 規幸 氏〉
〇 第3講座:身元保証ビジネスの立ち上げ手法公開
〇 まとめ講座:本日のまとめ

セミナーでは、身元保証事業の具体的かつ詳細な立ち上げ手法から、
必要なツールの紹介、3か年の数値のシミュレーションなども掲載を致します。

今回のメルマガを通して身元保証事業に興味を持った方は是非ご参加ください!

『身元保証ビジネス新規参入セミナー』 ▼詳細・お申込みはこちらから! https://lpsec.funaisoken.co.jp/kaigo-keiei/seminar/062095_lp/

この記事を書いたコンサルタント

鈴木友章

上智大学社会福祉学科卒。
船井総合研究所入社後は介護業界、HRD領域のコンサルティングを経て、シニア事業全般のスタートアップのコンサルティングを行う。戦略策定から現場レベルの細かな指導まで、徹底して寄添うコンサルティングを身上としている。 2019年度より、新たに「身元保証事業」のコンサルティングを展開している。

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