身寄り無し高齢者の家族の代わりを務める
身元保証事業への挑戦
老人ホームや高齢者向け住宅に入居する際に求められる
身元保証人を法人で請け負う『身元保証ビジネス』の概要と事業性についてご紹介をしました。
第2回の本日は、茨城県土浦市・水戸市を拠点に高齢者・障碍者向けの「身元保証事業」を展開し、
現在も急拡大を続ける「一般社団法人しんらいの会」の事例をご紹介致します。
■ 「身寄り無し高齢者」を救うために創業を決意した「しんらいの会」
今回、ご紹介させていただく事例企業『一般社団法人 しんらいの会』は、
2009年に茨城県の土浦市で、地域に特化をした「身元保証事業」を創業され、
現在では日本でTOPクラスの実績と実力を持つ業界のパイオニアです。
創業のきっかけは、別事業で老人ホームを回っていた際に寄せられた
『保証人がいなくて困っている』
身寄りのいない高齢者を入居させるために保証人を担ってくれないかという
老人ホームからの強い要望でした。
創業した2009年当時、「身元保証事業」の認知度は県内では、ほとんど0でしたが、
複数の老人ホームから同様の相談が寄せられたため事業の立ち上げを決意されました。
■ 現在は会員数700名まで成長!全国でもTOPクラスの事業者へ
創業1年目は、事業認知度はほとんどなく、
単価も200万円と高額だったことあり、苦戦を強いられました。
それでも、確かなニーズがあったので、6件の契約を獲得しました。
2年目以降は、地域での認知度UPのために活動を続けることで、
年間、16件、31件、44件と契約件数は右肩上がりで上昇しました。
さらに、2014年には、メディアがしんらいの会を取り上げてくれたおかげで、認知度は一気に加速し、
2016年には、事業規模を拡大するために水戸市に支店も開設!
現在では、活動範囲が広くなったこともあり、
契約単価は200万円と決して安くはないサービスながら、
年間100件以上の新規契約、累計の会員数は720名にまで成長されました。
いかがでしょうか?
「一般社団法人しんらいの会」は、全国でも類をみない有数の事業者です。
創業時から現在までの取り組みは、レポートにもまとめていますので、よろしければご覧ください!
次回は、「一般社団法人しんらいの会」の事例から見る
身元保証事業を成功させるためのポイントを皆様にはお伝え致します。
お楽しみに!!
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この記事を書いたコンサルタント
鈴木友章
上智大学社会福祉学科卒。
船井総合研究所入社後は介護業界、HRD領域のコンサルティングを経て、シニア事業全般のスタートアップのコンサルティングを行う。戦略策定から現場レベルの細かな指導まで、徹底して寄添うコンサルティングを身上としている。
2019年度より、新たに「身元保証事業」のコンサルティングを展開している。